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2008年11月07日

営業という仕事をしていると沢山の方々とお話する機会があります。

人とコミュニケーションをとる場合には自分の話を相手に伝え、相手の話を正しく理解する事が重要です。

「話す」ときに使うのは口だけでなく、表情や身振りを使ってより分かりやすく気持ちを伝え合います。

言葉以外の情報が伝わらないため電話が苦手という人も多いのではないかと思います。

ところで、産業廃棄物には沢山の種類があります。

種類によって処理の方法も異なります。その種類によっては処理が難しかったり、場合によっては、処理する許可が与えられていないため受入れる事ができないと言う事もあります。

では、どうやってそれを判断すると思いますか?廃棄物は見る事が基本ですが、

触る・・・硬い?柔らかい? 

重い?軽い?嗅ぐ・・・臭い?臭くない?

食べる・・・

とまではいきませんが、他にも割ってみたり、火をつけてみたりと様々な方法で廃棄物の種類を判別します。

つまり、私たちは廃棄物とコミュニケーションをとっているという考え方も出来るでしょう。

れに対して「汚い」というイメージを持つ方もいるかも知れません。

でも、人間が作った物はそのままでは自然に還りにくいために、人間の手で適正な処理を施さなければなりません。

これが私たちの仕事です。

皆さんの周りにある物が多種多様な素材から出来ており、大抵の物は複数の素材が組み合わせられて出来ています。

その用途に適するように作られているのです。

例えば・・・ティッシュペーパーで鼻をかむが、コピー用紙ではかまない。

ティッシュペーパーは肌に触れるため薄く柔らかく、また吸水性を高めるように加工されています。

日常生活で使う物の殆どがその用途を考えて作られています。

使いにくいと感じた場合にはその工夫が足りないという事でしょう。

色々な物を見て、触れて、嗅いで、どんな素材で出来ているのか、どんな工夫がされているのか、コミュニケーションをとりながら考えてみるのも面白いのではないでしょうか。

そして、皆さんにとってその物が不要となったときに、私たちがもう一度触れる事になるかも知れません。