「燃やさない」という選択燃焼の専門家から見たリサイクルの本質とは。
三浦 隆利 教授
東北大学 大学院 工学研究科 化学工学専攻 プロセス解析工学講座 プロセス解析工学分野
chapter13 ビジネスチャンスがあらゆるところにある
これから一番重要なのは、建物をどんどん壊していく時代に、今までの壊してきた量どころの話じゃなくなっていくと思うんですよ。量的に全然違う。そういう時代にどうしたらいいかっていうことを考えておかないと。もっともっと考えておかないと。
築30年40年があちこちにゾロゾロある。そういう家が地震にもつかどうかというと、本当に昔の家は保ったんですよ、昔の作り方で。今の建築会社とかが特別悪いわけじゃないんですけど、家を簡単に作れるようにしたんですよ。昔はこう、バッテンが必ず入って、漆喰とかでやって、柱もすごく太いやつを使ったりしたりしてたんですよ。
今はそんなこと全然してないんで、地震きたら壊れやすいし、昔の家に比べてやっぱり保ちが悪い。それで建て替えとかリニューアルとか、いろんなことが行われつつある。そういう時に出た廃材や廃棄物を、どういう風に使っていくかっていうのが重要だと。だから、今のやり方だけでは足りない。もっともっと色んなことを考えないといけない時代になってきている。しかも燃やさないでね。
そこにビジネスチャンスがあるんですよ、そのビジネスチャンスがあらゆるところにある。そこで最初の話。だけど、そのビジネスチャンスは、まず「さばけるところ」がないと。さばいて、それで皆が「これいいね」って言って、使ってくれないと。そうでないと、ビジネスチャンスがチャンスだけで終わってしまう。
─── 大いに勝算有りということですね。震災時などのアスファルトの路盤材などもでしょうか。
アスファルトは将来的には石油資源がなくなったときに使えるんで、道路全部に分厚く撒いておけば、それが油田と同じことになる、そういう時代がくるかもしれないっていうことです。
